MY DEMYLEE at la jeune Boutique Art Book Selection from twelvebooks

10/23/2018


こんにちは。

先日のブログでもご紹介したイベント、

『MY DEMYLEE at la jeune Boutique』はいよいよ今週金曜日より!!

↓   ↓   ↓

【MY DEMYLEE at la jeune Boutique】

日時:2018年10月26日(金)~10月29日(月)12:00~20:00

場所:la jeune Boutique(ラジュンヌブティック)
   〒150-0001 東京都渋谷区神宮前2-20-9


今回スペシャルなのは、DEMYLEEがNYのブランドということで、

NY在住のアーティストやスナップフォトなど、

NYに関連した写真集やペインティング本を展示販売します。

このイベントの為に選んだ作品は、計14種。

その中でもおすすめのアートブックを一部ご紹介いたします。


WINDOW SHOPPING by Kelly Beeman 5,500yen+tax




アメリカ、ニューヨークとロサンゼルスを拠点とするアーティスト、
ファッションイラストレーターであるケリー・ビーマン(Kelly Beeman)の作品集。
描かれた者たちは、作者がオクラホマで過ごした幼少期の思い出で溢れる
幻想的な世界観の主役達。
そのインスピレーション源はルックブックやキャットウォークを歩くシーンであり、
意匠を凝らした刺繍のブルゾンや、ストライプのベルボトム、レースのエンパイアドレス、
若々しいバイカージャケット、遊び心に満ちたシルバーのイヤリング、
そんな形がビーマンに刺激を与えています。
写真2枚目の左側は、あのKATE MOSS!
独学で幼い頃より情熱に任せ絵を描きながらピアノを弾いて過ごした作者は、
大人になって描くイメージの中にも豊かに楽譜やピアノの細やかな描写を取り入れています。
その作風に惚れ込んだJW ANDERSONは作者にLOOKの依頼をしていて、
その一部が写真4枚目となっています。
作者のテーマ「Dressing」は、人物像、物語、文化的背景を作り出す一つの方法であり、
ニューヨーク市立大学ハンター校で社会学を学んだのち
ボリビアやアルゼンチンで数年間働いた背景が作品への考え方を反映しています。
どこか古典主義でビザンチン芸術の香りがする作者の作品。
懐かしさとファッションの新しい解釈を与えてくれます。

WEST STREET STUDIO by Landon 7,000yen+tax 


アメリカ人ペインティング・アーティスト、ランドン・メッツ(Landon Metz)の作品集。
個展開催にあたり、その制作過程を記録するよう依頼されたことで撮影されたものが収録され、
これらは全てニューヨークに構える自身のスタジオ
WEST STREET STUDIO」で作家自身によって撮影されています。
写真作品の他にも作家自身が制作した詩などが収録されており、
本来のペインティング作品とは違う形で作家独自の視点が見て取れるものとなっています。
作家の作品は主にペインティングなのですが、
一部を切り取ったような手法が多く、
パズルのようにその先を気にならせます。
写真3枚目の葉や黒いペイントもそうですが、
ペインティングでも写真でも、作る人・撮る人は変わらないので、
もちろん視点も一緒なのです。
作家の作品を先に観ず、この写真集を見て
ペインティングのイメージを膨らませるのも面白いかもしれません。

8 WOMEN by Collier Schorr  7,500yen+tax 



アメリカ人フォトグラファー、コリエ・ショア(Collier Schorr)の作品集。
(写真3枚目がご本人。美しい…)
「アプロプリエーション(盗用)」という既存のイメージを自作のなかに取り込む技法を用いて、
90年代半ばから現在までに撮影してきた自身のファッションフォトを活用し
制作された作品を収録しています。
写真を写真として取り直すこと(写真3枚目と4枚目がその手法)で、
本作を通じて著者(オリジナル)と欲望(サンプリング)の問題に取り組むと共に、
女性描写に対する議論に、女性側の視点を導入させた作品となっており、
モデルやミュージシャン、アーティストなど
パフォーマンスに携わる全ての人の様々なテーマを提議しています。
そしてこの方、何よりもRichard Princeに師事していたのです。。
Richard Princeといえば、70年代のポップカルチャーやパブリックイメージのある広告を
再構築してきた現代アーティスト。
以前2008SSコレクションでは、ルイ・ヴィトンともコラボレーションしていました。
そんな彼の弟子である彼女の作風は、
やはりファッションと社会への問題定義の匂いがプンプンするのであります。
Richard Princeによる序文にも注目!

この他にも、おすすめは沢山あるのですが、
是非ご来店してからのお楽しみ…
ウンチクや知識等は一旦置いておいて、
是非ご自身の感覚で味わってみてください。

ご来店お待ちいたしております。



kiryu
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la jeune Boutique(ラジュンヌブティック)
tel 03-5772-5088
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