こんにちは。

新元号の発表まで、約1週間。

連日、テレビやネットで色んな方が

元号の予想をしていますが、

それぞれ個性があって、面白いな～と感じます。

新しい時代。

何かが大きく変わる訳ではないですが、

ちょっとわくわく。

さて、本日は私、芥川がおすすめの

展覧会をご紹介します。

とっっても素敵だったので、皆様も是非。

「岡上淑子　フォトコラージュ　沈黙の奇蹟」という

フォトコラージュ作品の展示です。

目黒駅・白金台駅から歩いて

6~7分の庭園美術館で開催中（～4/7迄）。

庭園美術館に行ったことのある方は

ご存知かもしれませんが、

内装がアール・デコ様式ですごい洒落ていて。



写真はほんの一部ですが、

どこを撮っても絵になりますし、

ずっといたい！と感じる空間。

貴重な歴史的建造物として、

国の重要文化財にも指定されています。

《夜間訪問》
©Okanoue Toshiko, 東京国立近代美術館蔵

今回フォーカスされている岡上淑子氏は

7年程の短い活動期間で、

約140作品を生み出しました。

岡上氏は1950年に文化学院デザイン科に進学し、

雑誌を切り貼りする課題がきっかけで

ヴォーグやハーパーズ バザーなどの

ファッション誌やグラフ誌を使用した

コラージュ作品の制作を始めたそう。

瀧口修造氏と親交があったり、

シュルレアリスムの画家であるマックス・エルンスト氏からも

影響を受けています。

《沈黙の奇蹟》
©Okanoue Toshiko, 東京都写真美術館蔵

モノクロの作品が多く、雰囲気たっぷり。

いろいろなパーツを切り貼りしているのですが、

色味が揃っているせいか、違和感が全然なく…

最初からこうだったのかな、と目を疑う程。

どこか毒っ気のある世界観もたまりませんでした。

また、間違い探しのように

「こんなところに○○が！」と

シュールな組み合わせを見つけたり、

作品の意図を想像するのも楽しかったです。

コラージュ作品の他に、

絵や写真の展示も。

とにかくセンスが良く、器用な方なんだなという印象。

1950年代のファッションに関連して、

バレンシアガやディオールのドレスも展示してありました。

（クラシカルで素敵でした…！）

作品については、あまり詳しくは書きませんが

気になられた方は調べてみてくださいね。

近年、再注目されていて、海外でも高い評価を

受けているようです。

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